2023/02/19
外壁にも屋根にも劣化症状が見られる場合、外壁塗装と屋根塗装を同時にした方が良いのでしょうか。
実は、同時に工事をすることには、メリットがある一方で、注意点もあります。
そこで今回は、外壁塗装と屋根塗装を同時にするメリットと注意点について紹介します。
□外壁塗装と屋根塗装を同時にするメリットについて
1つ目は、足場代の料金を抑えられることです。
足場の設置と解体作業は、外壁塗装においても、屋根塗装においても、必要な作業です。
そのため、外壁塗装の日と屋根塗装の日を同じにすることで、足場を組む回数を一回に済ませられるため、その分費用を抑えられます。
2つ目は、外観がよりきれいに見えることです。
外壁塗装と屋根塗装を別日に設定すると、「外壁だけきれい」「屋根だけきれい」という状況になる可能性があります。
それに対して、外壁塗装と屋根塗装を同時に進めることで、まるで家全体が生まれ変わったかのように、きれいな印象を与えます。
3つ目は、ご近所の方々へ迷惑をかけないことです。
塗装工事では、ニオイや音で周りの方々にご迷惑をおかけすることがあります。
ただ、その塗装工事の回数を減らすことで、ご迷惑をおかけすることも減りますので、塗装工事の回数を減らせることもメリットの1つと言えるでしょう。
□外壁塗装と屋根塗装を同時にする際に注意しておきたい点について
1つ目は、注意しておきたいことは、一回の工事費用が高くなってしまうことです。
外壁塗装一回分と、屋根塗装一回分を同時に行うため、一回の工事費用が高くなります。
そのため、外壁塗装と屋根塗装以外に、大きなお金が必要になる場合は、外壁塗装と屋根塗装を同時にしないことをおすすめします。
例えば、お子様の進学に伴ってまとまった教育費が必要である時期や、新生活が始まるから引っ越し費用が必用な時期など、まとまった資金が必要な場合は、予算との相談のもとで外壁塗装と屋根塗装を同時にするかどうかを決めましょう。
ただし、前提として把握しておいていただきたいことは、上記でも紹介したように、一回分の工事費用は高くなるものの、同時に工事を進めることで、足場代の費用は抑えられるということです。
つまり、同時に工事を進めることは、長期的に見ると費用を抑える効果がありますので、そのことも踏まえながら同時に行うかどうかを検討しましょう。
2つ目は、屋根と外壁における劣化が進むスピードが異なることです。
一般的に、屋根の方が外壁よりも劣化が進むスピードが早いです。
それは、屋根の周りには外的要因の影響を遮るものが、外壁の周りに比べて少ないからです。
その結果として、外壁塗装と屋根塗装を同時に進めたとしても、劣化症状に差が見られる場合があります。
□まとめ
今回は、外壁塗装と屋根塗装を同時にするメリットと注意点について紹介しました。
長期的に見た場合の費用を抑えられることや、家全体の外観がきれいになることなどのメリットがある一方で、一回分の工事費用が高くなってしまうことや屋根と外壁では劣化の進み具合が違うというデメリットがあります。
それらの長所と短所を検討したうえで、ご自身に合った方法を選択することがおすすめです。