2023/06/29
ALCパネルという名前を聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか。
ALCパネルを外壁に使用することで耐久性や断熱性の向上につながります。
また、他にも様々なメリットが存在します。
そこでここでは、ALCパネルについてと使用するメリットについてご紹介します。
□ALCパネルとは?
ALCパネルとは、珪石・セメント・石灰・発泡剤などから作られる「軽量気泡コンクリート」のことです。
高温で発砲加工しており、内部に気泡が空いているのが特徴です。
そのため、非常に軽く、一般的なコンクリートの約4分の1の重量しかありません。
また、価格は1平米あたり7500円ほどで他の素材よりも耐火性や耐久性に優れているためやや高めです。
□ALCパネルを利用するメリットについて
メリットの1つ目は、ALCパネルは内部に気泡があるため非常に軽く、施工がしやすいことです。
そのため建物への負担も少なく、工事しやすいので工事期間を短縮できます。
メリットの2つ目は、耐久性があることです。
外壁は雨や風に長年さらされるため劣化しやすくなっています。
しかしALCパネルはひび割れや反りなどが起こることがほとんどありません。
定期的なメンテナンスをすれば50~60年ほどもつと言われています。
メリットの3つ目は、火災に強いことです。
ALCは耐火性に優れていて、国土交通省により耐火構造の認定を受けています。
そのため、火災が発生しても燃えにくく、火が燃え広がるのを防ぐことができます。
また、無機質な材料を使っているため火災が起こった場合でも、有毒ガスが発生しません。
メリットの4つ目は、断熱性に優れていることです。
内部にある気泡は外気からの熱の伝わりを抑える効果があります。
したがって夏は涼しく、冬は暖かい家を維持できるので1年中快適に生活することができます。
また、屋内の冷暖房も効きやすいので電気代の節約にもつながります。
メリットの5つ目は、調湿性が高いことです。
ALCパネルは吸水性が高い性質を持っています。
空気中の湿度の多い時は空気中の水分を吸収し、湿度が低いときは空気中に水分を放出します。
□まとめ
ALCパネルはコンクリートの4分の1ほどの重量しかなく、非常に軽い外壁材です。
更に耐久性や耐火性、調湿性に優れています。
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