2023/07/07
無機塗料とは経年劣化を起こしづらい無機物を配合して作られた塗料のことです。
これを聞くとすべてこの無機塗料で塗装すれば劣化を抑えることができ、きれいな建物でありつづけるのではないかと考えるのではないでしょうか。
確かに無機塗料は比較的劣化しづらい性質を持っているため、劣化を抑えられます。
しかし、この無機塗料の性質によるトラブルは実際に起こり得ています。
そこで今回は、実際にあった無機塗料によるトラブルや後悔しないための基礎知識についてお伝えします。
□無機塗料で起こり得るトラブルとは
無機塗料で起こり得るトラブルとして、高価格、ひび割れが起こりやすい点があげられます。
無機塗料は他の塗料に比べ耐久性の面で非常に機能性が高く、施工の際に高価格に繋がってしまいます。
しかし耐用年数を考えた際には、元を取り返せるくらいの価格ではあるのです。
当社では、このトラブルを防ぐためにしっかりとお客様へ説明します。
また、主成分が無機という固い物質で構成されており、塗膜という屋根の上にされるコーティングのようなものも有機塗料と比べて、固いため、ひび割れの原因となります。
そのため、建物にひびが発生した場合、一緒に割れてしまったり、地震によって割れてしまうこともあります。
これらのトラブルを防ぐために、柔軟性の高い無機系塗料を選ぶことがおすすめです。
□後悔しないために無機塗料の基礎知識を把握しよう
事前に基礎知識をつけておくことで、実際に塗装をする際に後悔を減らせます。
基礎知識の一つ目は、無機塗料と有機塗料の違いは主に何になるのかということです。
無機塗料は鉱物などの自然物を主成分とした樹脂を使用しており、高い耐候性・低汚染性を兼ね備えています。
耐候性の年数としては約15年間で、冒頭で述べたように、塗装することで、紫外線による劣化が抑えられるため値段も高価になります。
一方の有機塗料は、石油などの有機物から成る樹脂を使用した塗料のことで、一般的な塗料のことを指します。
また、値段も安いものから高いものまで幅広く存在します。
基礎知識の二つ目は、施工において有機塗料と無機塗料の金額の違いです。
屋根塗装・外壁塗装において比較すると、無機塗料は有機塗料よりも高価であることが多いです。
無機塗料は有機塗料より高価ですが、その分長く劣化を抑えることが可能です。
基礎知識の三つ目は、無機塗料を使用していた場合に、再塗装ができない場合があることです。
無機塗装の特徴として塗膜表面に汚れが付着しにくい点があげられます。
これにより新しい塗料と無機塗料で形成された旧塗膜がうまく密着せず、すぐに剥がれを引き起こすことがあります。
□まとめ
無機塗装において、実はさまざまなトラブルが起こっています。
今回、事前に回避できる方法についてお伝えしました。
当社は職人がこだわりを持つことで高い質を持った仕上がりを実現しています。
塗装会社をどこにするかお迷いの方は当社の高い品質と技術をぜひ一度お試しください。