2023/06/22
「外壁塗装をしたばかりなのに、外壁に何かぷつぷつとしたものが出てきている。」
そのような現象は、「水ぶくれ」である可能性があります。
水ぶくれは、外観の美観を損ねるだけでなく、他にも危険な要素を隠し持っています。
そこで、今回は、外壁塗装に水ぶくれが発生する原因と、水ぶくれを放置する危険性について解説します。
□外壁塗装に水ぶくれが発生する原因
外壁塗装に水ぶくれが発生する原因は、いくつか考えられますが、主な原因を3つ以下でご紹介します。
1つ目は、塗料の乾燥不足です。
外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りの工程を踏むことが一般的です。
その工程において、下塗り塗料が十分に乾燥していない状態で、中塗り、上塗りをしてしまうと、塗膜の密着力が低下し、結果として水ぶくれにつながってしまいます。
2つ目は、塗装前の洗浄不足です。
外壁塗装をする前に、外壁に汚れが残っている状態で塗装をしてしまうと、塗膜に水分が侵入しやすくなり、水ぶくれが発生しやすくなってしまいます。
そのため、外壁塗装をする前の洗浄で、塗装面の汚れをしっかりと取り除くことが必要です。
3つ目は、外壁の経年劣化です。
外壁における劣化が進むことで、水ぶくれが発生することもあります。
例えば、外壁にひび割れが生じた場合、その隙間部分から水分が侵入し、水ぶくれにつながるケースがあります。
そのため、定期的なスパンで塗装を行うことがおすすめです。
□水ぶくれを放置する危険性
＊機能性の低下
塗膜には、外壁を太陽光や紫外線などの外的要因から保護するという機能性があります。
ただ、塗膜において水ぶくれが発生してしまうと、その機能性は低下してしまいます。
また、水ぶくれが発生した場合、簡単に雨漏りにつながる危険性もあるため、注意が必要です。
＊美観の悪化
水ぶくれが発生すると、塗装面に凹凸が生じてしまい、あまりきれいな印象は与えません。
そのため、美観を維持したい方は、定期的に外壁の状態を確認しておくことと、水ぶくれがある場合はすぐに再塗装をすることがおすすめです。
＊症状の悪化
水ぶくれは、「発生して終わり」ではなくて、「徐々に水ぶくれを起こしている範囲を広げていく」という性質があります。
そのため、水ぶくれを見つけた際に、「どうせ放置しておいても大丈夫だろう。」という考えを持つことは危険です。
水ぶくれがある場合は、できるだけ早めに対処することが大切です。
□まとめ
今回は、外壁塗装に水ぶくれが発生する原因と危険性について解説しました。
水ぶくれが発生する原因としては、施工不良や外壁の経年劣化が考えられます。
水ぶくれを放置していると、塗膜の機能性は失われ、美観も損なわれます。
また、水ぶくれの範囲は徐々に広がり続けるため、水ぶくれを発見した場合は、できるだけ早めに対応することがおすすめです。