2023/07/29
外壁塗装の話をすると、必ず登場するのがウレタン塗装とシリコン塗装。
どちらも聞いたことはあるけど、何が違うのか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、ウレタン塗装とシリコン塗装の違いと、その使い分け方についてご紹介します。
外壁塗装を検討しているけど、どちらの塗装を選べば良いか分からない。
そんな方に、必見の内容となっています。
□ウレタン塗装とシリコン塗装の違いとは
塗装のくくりでは、同じ部類に分けられるウレタン塗装とシリコン塗装ですが、その違いを知っている方は多くないと思います。
ここでは、ウレタン塗装とシリコン塗装の違いについて、3つの観点からご説明します。
*耐用年数の違い
ウレタン塗装とシリコン塗装においては、耐用年数が大きく異なります。
その差は、ウレタン塗装が6〜8年なのに対して、シリコン塗装は8〜12年の耐久性を持つことからわかります。
耐用年数が長いことは、塗り替えの頻度が少なくて済むことを意味します。
このことから、長期的な目で見ると、コストパフォーマンスの面では、シリコン塗装の方が優れているといえます。
*見た目の違い
塗装後に光沢が見られることから、ウレタン塗装では高級感を演出できます。
一方、シリコン塗装では、ツヤが出るものもあれば出ないものもあるため、あやふやな見た目になってしまいます。
耐用年数が短いウレタン塗装ですが、高級感を出したい方は、シリコン塗装よりもウレタン塗装を選ぶと良いでしょう。
*コストの違い
ずばり、価格だけに注目すると、ウレタン塗装の方が優れています。
しかし、前述した2つの違いから、何を優先するかによって、全体的なコストが左右することがわかります。
1回あたりの価格が低く、高級感の演出が可能なウレタン塗装と、1回あたりの価格が高いものの、その耐用年数の長さから長期的な目で見るとお得なシリコン塗装。
それぞれを、目的と用途に合わせて使い分けることが大切です。
□ウレタン塗装とシリコン塗装の使い分け方
簡単な違いはわかったものの、まだ具体的な使い分け方を知らない方も多いでしょう。
ここでは、どの箇所・場面において、どちらの塗装が適しているのかについてご説明します。
ウレタン塗装はその密着性を活かして、木製や鉄部、塩ビ製の素材の塗装に適しています。
塗料としての質が柔らかいため、ひび割れに強い点も特徴です。
一方で、耐候性(塗装のもち)が良く、耐用年数が長いシリコン塗装は、外壁や屋根の塗装に使われることが多いです。
注意が必要なのは、シリコン塗装の中でも質が良いものと悪いものでは、完成後に大きな差ができることです。
塗装の失敗が不安な方は、なるべく大手の塗料を選ぶことをおすすめします。
□まとめ
今回は、ウレタン塗装とシリコン塗装の違いと、その使い分け方についてご紹介しました。
意外と違いがあることに、驚いた方もいるのではないでしょうか。
用途と完成後のイメージに合わせて、2つの塗装を使い分けることが大切です。